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コミュニケーションの耳袋

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2006年11月06日(月)

もうひとつのWBC

知りませんでしたが、
身体障害者の世界野球大会がありました。
日本代表のユニフォームもWBCと全く同じ。
いってみれば、もうひとつのWBCです。
日本、韓国、台湾、アメリカが参加。
その日本代表の中に、隻腕のイチローと呼ばれる選手がいました。

二塁手で一番バッターの岡原選手。
彼は4年前に仕事での事故で利き腕を失ってしまいました。
絶望。
そんな彼を奈落の底から救い上げてくれたのが
奥さんの言葉だったそうです。
“生きててよかったじゃない”
“手でよかったよね”
そんな状況の中で、なかなか言える言葉ではありません。
しかしその言葉が、彼に人生の前をむかせてくれたそうです。
中学高校で野球をやっていた彼が
ふとしたことで知った身障者野球。
きっと前を向いていなければ、目にも留まらなかったことでしょう。
野球。
ひとつのボールを9人の仲間が追いかけるスポーツ。
そこには一喜一憂する人生が詰まっています。
それがさらに彼を後押ししたのでしょう。
左手一本ながら、イチローばりに
シャープな打撃と俊敏な動きで活躍した彼のチームは
決勝でアメリカに快勝。
彼の人生はさらに前へ向かってすすみました。
彼は2児のパパですが、
一生懸命の姿を子供に見せたい、
身障者であることを隠さず、
障害があるからできないとは思わせない。
そう子供たちに言っています。
たしかに、彼は強い精神力と
素敵な家族に恵まれていたかもしれません。
でも、彼を前に進めたのは
“できない”とは言わない、思わない、
というポジティブな姿勢。
こういう人を見ていると
じぶんはどうだろう?
じぶんはできない、といっていないだろうか?
と考えさせられます。
素敵な話を知りました。
ありがとうございます。

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