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コミュニケーションの耳袋

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2007年04月20日(金)

江戸しぐさは、思い草。

近頃、やっと知れ渡ってきた、「江戸しぐさ」
それでも、江戸のマナーとしての認知がやっとでしょう。
往来を歩くときぶつからないようにする、「肩引き」
雨の日によそ様に雨のしずくがあたらないようにする「傘かしげ」
これらは失われつつある大事なマナーです。
しかし、

江戸しぐさの本質は、江戸時代の町人たちの、「共生する」という
考え方にあったようです。
つまり、江戸しぐさは、江戸思草と書く。
江戸町人の生きる知恵、考え方でした。
3年前に江戸しぐさの存在を知ってから、いろいろ読んだのですが
知れば知るほど、その本質の深さに感動させられています。
実際、江戸しぐさ語り部の会の主宰、越川禮子さんを
ある世田谷区のセミナーに招いてお話をしていただき
さらにそのすばらしさを実感しました。
私がもっとも共感したのが、江戸の人たちの「尊異論」
人は皆、違うのだから、それぞれを尊重して生きていこう、
という考え方です。
もともと、日本人はこうだったのか、という安堵感に似た気持ちと
だったら、いまはどうして?
とう疑問が交錯して複雑な気分に陥りました。
同じ基準でないと不安、人と違うと心配。
なぜ、こうなったのでしょうか。
私は、コミュニケーションの欠如、そう思っています。
江戸にはこれを象徴するようなコミュニケーションの仕方がありました。
初対面の人と会うときの、三脱の教え。
年齢、職業、地位を聞かない。
おわかりのように、先入観念を持たず、相手と接する。
そこから、本当の付き合いが生まれる。
そして、相手の相手らしさを認める。
すごいことを、普通にやっていたのです、江戸の町人は。
でも、これが日本人の先輩なのです。
江戸しぐさには、まだまだすごいことが山のようにあります。
少しずつ、私も勉強しながら、書いていきたいと思っています。
ぜひ、ぜひ、江戸しぐさを、あなたの中に。

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