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コミュニケーションの耳袋

現代のコミュニケーションに関する話を、しかも門外不出の話を、誰よりも早くお伝えします。
大きな耳に溜め込んだ耳寄りな話、広告、心理学、マーケティング、クリエイティブなどなどを。21世紀の耳袋、として発刊します。

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2007年05月16日(水)

麻薬的若冲動植綵絵

京都・相国寺に百二十年ぶりに戻ってきた若冲動植綵絵。
釈迦三尊像を加えて、三十三幅。
初日の混雑は予想済みで、それでも欲望に勝てず拝観した。
正面に釈迦三尊像三幅、その脇と、両サイドに動植綵絵。
小さめの部屋は、若冲の麻薬がふりまかれていた。

現在は、宮内庁が所有しているので、少しずつしか見ることができない。
だから、こうして一同に介するチャンスは見逃せない。
混雑する人のため息を圧倒するほどの色彩。
真ん中に立つと、動植物の命に眩暈がしてくる。
一枚一枚は、図鑑という見方をすればそう見える。
しかし、図鑑とは決定的に違うのが、
あり得ない木の形、鶏の動き、共存する物の種類。
それらがある方向性をもって描かれている。
それ故、掛け軸の上方へ、下方へ飛び出していく。
一枚の絵を見ているというより、動画を見ている錯覚に陥る。
そこには、間違いなく生き物の世界が在る。
若冲がムービーカメラを持っていたら、どんな映像を納めたのだろうか、
という妄想までもが頭を掠める。
三十幅もあるので、それぞれの人によって好きな絵は違うだろう。
私はなんといっても、群鶏図。
その色彩の鮮やかさと、鶏の生態に目を背けることができなくなる。
十三羽の鶏の群れは、人間社会そのものだ。
会社にたとえると面白い。
たとえば、会議をしている図。たしかに、もめているし、それぞれが勝手だ。
中央下で、首を膨らませている鶏は社長?
みんなが言うことを聞かないので威圧している。
上方の鶏たちは、無関心。早く終わらないかなあ、という素振り。
それぞれの鶏たちの形と目つきが、完全に人間のものだ。
それだけで、勝手な妄想の世界へ引き込まれる。
そのほかにも、雪中鴛鴦図の雪の表現が濃い。
あなたはその図がお好きでしょうか?
下記からご覧になり、理由と一緒に投稿していただければ
いろいろと参考になってうれしいです。
http://www.icnet.ne.jp/~take/jyakuvote.html

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