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コミュニケーションの耳袋

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2007年07月20日(金)

ザンジバルの混血音楽

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アフリカ、アラブ、インド、ジプシーの音楽が交流して生まれた
「ターラブ」という優雅で哀しいメロディ。
それが、アフリカ・タンザニアの沖合いにある小さな島、
ザンジバルの音楽だ。バンドの名は、「カルチャー・ミュージカル・クラブ」

なんとも不思議で心地よい曲で、そのライブは始まった。
初めて聴く音楽である。
アラブのうねるエキゾチックと、インドのメロディアスが入り混じっていて
アフリカの躍動感はまったく感じない。
しかし、魔法を掛けられているかのように、心地よい。
バイオリン、アコーディオン、ベース、太鼓、そして琴のような楽器。
音楽に乗せられているわけでもなく、聞き入っているわけでもなく、
空気に包まれている。これが正直な気持ちだ。
いかりや長介風の愛想のないバイオリンを弾いているオヤジが
突然歌いだした。言葉はまったくわからないが、
そうそう、そうだよね、と頭の中で歌っている。
人は苦しみを受け継いでいるけれど、楽しみも受け継いでいる、
そうそうだよね、だから歌おうよ!
とんでもない解釈だろう、まちがいなく。
でも、ソウ思うとソウしか聞こえなくなる。
曲が進むにつれて、いろんな唄。日本の演歌としか思えない唄まである。
私には、ちあきなおみ、が歌っている姿に見えた。
喝采!
そして、圧巻は、推定年齢95歳のザンジバルの生きた伝説の歌手。
ビ・キドゥデ。小柄で痩せていて、さながら生けるミイラ(ごめんなさい)。
しかし、その声、姿は威厳にあふれている。こんなにも威厳のある歌手
という人は見たことがない。
いや、人間はすごい!
ラストは、アフリカのエネルギー。
こんなにまで、融合した音楽というのは何だ!
この島の、この人たちの血の歴史。
改めて、ひとは交じり合いながら進化していく。ソウ強く思った。

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