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コミュニケーションの耳袋

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大きな耳に溜め込んだ耳寄りな話、広告、心理学、マーケティング、クリエイティブなどなどを。21世紀の耳袋、として発刊します。

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2008年02月03日(日)

じぶん探しではなく、じぶん作り

近頃の大学生は何を求めて就職するのでしょうか。
大卒者セミナー、就活セミナーには学生が殺到。
目はたしかにキラキラしています。
でも、なんだか押されるようなエネルギーを感じません。
なぜでしょう?

最近、何度か大学生向けのセミナーをやりました。
人は多いし、まじめな感じですが、
なんだか若い人特有の力を感じることが少ない。
だいたいがリクルートスーツ。
聞けば、掛け持ちで会社訪問面接などをしている、とのこと。
とはいえ、みんな同じような格好をしていては
その人の個性が伝わってこないだけでなく、
面接官の印象に残りにくい。
たぶん、学校の教務課あたりはそう指導しているのでしょう。
しかし、どの会社も行き詰ってきている状況で、
新しい発想をもっている学生を望んでいるはず。
なのにねえ?
それから、まだ働いてもいないのに、
「じぶん」にあった仕事、やりたい仕事を探している。
わかるはずがない。
それなのに、マスコミは「じぶん探し」とかいって煽り立てる。
それでは、会社をいくつ受けても不安だし、
セミナーがあれば飛んでいくでしょう。
私は、「じぶん」なんてものははじめにはない、そう思っています。
「じぶん」は一生をかけて作るもの。
最初は、空っぽのビーカー。
そこにいろんな色の水を入れていくことが人生。
赤色の水に、青色の水が入ってくれば紫色になる。
そこに黄色の水が入ってくれば、濁った茶色。
こうやって変化していく。
いずれは黒に近い色になるだろうが、
人それぞれに違う黒。
そうやっていろんなことを知り考え成長する。
きっと死ぬ間際も「じぶん」はわからないでしょう。
でも、そのプロセスが「じぶん」。
その作る過程が人生の楽しさ。
だから、どんな仕事についても得るものは大きいはずです。
それを回避していては、結局何もビーカーにはたまらない。
きっといまの学生は、教えられる、指示されることに慣れているので
じぶんで考えることが少ないのでしょう。
だから、エネルギーを感じないのかもしれません。
もっとじぶんで考える。この習慣をつけなければ、
何をやっても、え?という疑問ばかりが残るでしょう。
しかし、大丈夫。「若い」。この財産は何ものにも変えがたい。
いまのうちに、考えよ学生。じぶんを作る楽しさを知りましょう。

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コメント (3)

くみ:

自分を作る楽しみ、考える機会を与える環境、しくみも大切では?
などと思うこの頃です。

せき:

くみさん
そうですね。
そういう機会を作って
あ、そうか、と気づき考えるチャンスは
必要ですよね。
そういうことも考えねば、です。

maxmax:

いつも拝見させて頂いております。

まだまだ、ペーペーで今を
一生懸命やらなければならないのに、
自分はこうなんだと決めつけて、
悟った振りをしていたかもしれません。

わからないから楽しいんですよね。

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