「騎馬打毬(きばだきゅう)」は、ポロに似て
馬に乗って、紅白のチームに分かれゴールに
毬を入れて競う競技です。
これが、なんと八戸に残っているのです。

皆さんがよくご存じの「流鏑馬」とは違います。
流鏑馬は、馬上から弓矢で的を撃つ競技。
起源は、鎌倉時代の少し前。
一方、騎馬打毬は、貴族の遊びを起源としていて
馬には乗っていませんが、
鳥獣戯画の中にも出てきます。
もちろん、武士の遊びだったのでしょうが、
武士の時代に向かうと、戦に役に立つことを考慮し、
流鏑馬が主流になったのでは、といわれています。
いま残っている騎馬打毬は、宮内庁、山形と八戸のみ。
競技は、紅白に分かれ、各4人づつが、紅白それぞれの毬を
先に4つ、ゴールに入れたほうが勝ちという、
いたってシンプルはもの。
ゴールはひとつで、紅白のチームがそれぞれの枠内に
ノーバウンドで入れる。

格好も、のどかなものです。
始まる前に、神社の神様に一礼。

ゲームは、毬をすくって、バランスを整えて放る。
これが難しそう。なかなかゴールをとらえません。
しかも、馬は騎馬打毬専用の南部馬。
サラブレッドより、ひと回り小さい。
なので、疲れると、叩かれてもびくとも動かない。
そして、熱戦になると、相手を妨害する。
これで、延々と続くこともあるらしい。
なんとなくユーモラスで、昔の遊びはこうだったのか、
と時代絵巻ものを見る感覚です。
ちなみに、八戸の騎馬打毬は、加賀美流。
馬産地だった八戸藩の殿様が、
騎馬武術訓練のために始めたそうです。
一度、機会があったら見てください。

