超敬愛する映画監督、エミール・クストリッツァの最新作
「ウエディングベルを鳴らせ!」
いま必要な本物のコメディですが、泣けました。
何が何でも見てほしい映画です!

多国籍企業が世界を破壊している、
そんなメッセージを込めながらの、ノンストップ・コメディ。
クストリッツァのビジョンとセンスと茶目っ気が
ユーモアあふれるコメディ映画になったのです。
主人公の少年が住むのは、セルビアの山村。
天才爺さんと、爺さんに恋するグラマー教師との毎日。
都会とは全くかけ離れた生活ですが、
爺さんのヘンテコな発明で少年の生活は楽しい。

とはいっても、実の爺さん。
自分の死んだあとの孫のことが心配。
3つの約束を持たせて町へ少年を行かせる。
1.牛を売ったお金で、聖ニコラスのイコンを買う
2.自分のためのお土産を買う
3.自分のお嫁さんを見つける
それからの展開がまさにノンストップ。
ギャング、娼婦、空飛ぶ男などなど、あいた口がふさがる前に
お話は次へ次へと。
ディテールの面白さは見てのお楽しみ。

とにかくシンプルな構成。
これで眠る人がいたら超不思議現象。
このわかりやすさは、日本の昔話がきっかけだったようです。
そして何よりも、クストリッツァが伝えたかったのは、
「人間が生きることは?」
「人間が楽しいことは?」
だと思いました。
経済に振り回され、あげくにグローバル社会がつくった
世界同一化、世界同時間化によって
インフルエンザにも悩まされている。
お金と情報は進歩をもたらしたけれど、
人間にとっては?
そんなとこを瞬時に感じてしまいました。
クストリッツアの考える映画とは、
「脳みそにポジティブなエネルギーを注ぐことで
人々を救うファンタスティックな武器」
そうです、
ぜひとも、とにかく、まずは、この映画見てください。
何かがスッキリすると思います。

