前日の里曳きに続いて、
クライマックスは、「建御柱」。
朝の8時から始まり、建ったのは午後3時。
こんなに時間がゆっくり感じるのは久しぶりです。

幸運なことに、一の御柱の真ん前の桟敷をゲット。
目の前で、建御柱の一部始終を見ることができました。
しかし、日陰も何もないので、
ジリジリの太陽が、強烈にすべての人を照りつけました。暑い!
やはり、本物の神事でした。
まず宮司さんが祈り、それから
たくさんの人が、少しずつ斧を入れる。
ゆっくり、ゆっくり進みます。


それから、
御柱の先を切り落とす「冠落とし」の儀式。
それから何本ものロープが巻き付けられ、引き上げられていく。
そのとき、御柱に小さなひもがつけられ、それを足場にして
30数人の若者が乗るのです。
てっぺんで意気揚々としている天端乗りは、まさにヒーロー。
そこに選ばれるためには、何年もの努力がいるそうです。
そして、木遣り歌似合わせて、徐々に建っていく。
その姿は、なんだかエロティック。
昔から、神と性的なものの結びつきは強いのですが、
あらためて感じましたよ。


そして、7時間後、建ちました!
見ている方がハラハラですが、
建ったときは、うるっときました。感動です!
神事とはこういう感覚なんだ。
まさに、神と一体です。
木遣りステージからは、くす玉とテープの嵐。
クライマックスです。

で、降りてくるときは、パフォーマンス。
つながっているロープを伝って、滑るように降りてくる。
途中で、サーカスのようにでんぐりかえし。
やんやの、喝采です。

熱射病になるほどの暑さでしたが、
ならなかったのは神事のせい。
ほんとうに諏訪には神様がいましたね。
そして、これこそが地方の復活のシンボル。
みんなが一体になって、我を忘れて祭りをする。
地方はすばらしい財産を持っているのですね。
翌日、御柱を見に行くと、何事もなかったかのように
すらっと建っていました。


