豊島と言って思い浮かぶのは
産業廃棄物の島。
どっこい、島のおばちゃんは頑張ってました。

自分の見識を疑うような、
とてもキレイな島でした、豊島。
歴史的にも古く、
9千年前から人が暮らしていたそうです。
縄文の遺跡も残っているような島なのです。
そこでも、たくさんのアートが島を元気づけていました。
暑さ中、昼時二通りかかったレストランは
安部良さんの作品。

古い家を活かしながら、
モダンでも何となく懐かしい姿でした。
当然、のどの渇きとお腹の要求を満たすため、潜入。


外も良かったのですが、
クーラーの効いた母屋へ。
そこで、生ビールとキーマカレーをオーダー。
待っている間の、シェフとおばちゃんの会話が微笑ましかった。
まだ始まって4日ほど。
慣れない島のおばちゃんたちをスタッフとして使っているのですが
シェフ気の使いようがおもしろい。
「れいこさん、野菜は切った?」
「かずこさん、ご飯は大丈夫かなあ?」
などなど、接客業になれない島のおばちゃんたちを盛り上げている。
おばちゃんたちも一生懸命。
思わず聞きました。
「芸術祭が終わったら、このレストランは残すんですか?」
シェフが答えました。
「おばちゃんたちのやる気次第ですね、は、は」
で、ここの野菜は、おばちゃんたちが自分の畑でつくったもの。
それを持ち寄っている。
いいですね、この感じ。
ほんと、アートは島の人たちを元気づけています。


この雰囲気、東京なら大繁盛間違いなし。
でも、都会人だからそう思うんだろうな、と反省。
どうやれば、このようなアートと人をもっと結びつけて
楽しい世の中に出来るのか。
それが、ほんとうの課題ですね。


はじめまして。
島キッチンで働く「おばちゃん」の中の一人の娘です。
現在東京都内で住んでいます。
このブログを読んで、深くうなずきました。(笑)
先日所要で上京した、そのおばちゃんたちの一部である母と叔母を東京駅で出迎えたところ、私たち以外に島で交代で働くシェフが出迎えてくれました。
それから2時間ほどのシェフたちと別れるまでの間、とにかくキッチンでの仕事の話やスタッフの話、料理や、キッチンの状況などなど、ずっと盛り上がり、娘たちの入る隙なしでした。
もう60代後半と、70代を迎えるふたりが、依然とは見違えるほどパワフルで輝いている姿を見て、この芸術祭から島の人間は元気をもらったのだと思います。
都会の人から見る島の顔から、改めて自分たちの島のよさを確認しているようです。
本当に、この芸術祭が終わっても続いてほしいものです。
投稿者: 伊藤美鈴 | 2010年09月23日 19:38