瀬戸内芸術祭に参加している島で
いちばん印象深かったのは、男木島。
周囲がたったの4.7キロ、人口は約200人。
ご覧の通りの坂の島ですが。

ほんとに小っちゃな島です。
港からすぐに山。
その斜面に、家がびっしり建ち並んでいる。
おもちゃのような佇まいですね。
それがいいけど。

まず、船着き場が作品。
中で切符や何やらを売っているけど
屋根がアルファベット。
太陽が素通しだけど、影がグローバル?


でも、スタッフは島のおばあちゃん。
カウンターにやっとの事で顔がでているほど小柄。
笑顔は最大級ですが。
そこを出ると、坂へまっしぐら。
坂の途中に、いろんな作品がごろごろしている感じが
なかなかです。

この坂なので、昔からおばちゃんたちは
手押し車を愛用していたとのこと。
いろんなものを乗せてよいしょコラショット。
その名前が、「オンバ」。
それを再生してかわいい作品にしている人がいました。


どこへ行っても太陽が追っかけてくるので
体中が燃えるようだったのですが
ここは路地だらけ。
いい具合に日陰を見つけると
坂なので、風がシュワーッと通り抜ける。
ああ、風ってこんなに気持ちがいいものだったんだ
ということを思い出させてくれます。


で、またまた面白いモノを発見。
島のスタッフが連絡する「声の土管」
いたるところに、この筒が通っていて
土管の口で、大声で叫ぶと伝わる仕掛け。
子供の頃を思い出しましたね。
もちろん作品にもなっていて詩が書いてありましたよ。

古い歴史と神話があるのでしょう、
豊玉依姫(とよたまよりひめ)神社があり
そこを守っているのか?蛇の頭の石像が!

途中の家では、休んで行きなさいと勧められて休息。
聞けば、誰もいなくなったお寺をちゃんとしようとして
戻ってきた夫妻。
島の伝説などを絵本にまでしていました。
そして、船が出るまで
おばちゃんの店で、「地タコ玉焼き」と生ビール。
すっかり、ホゲホゲで
おばちゃんの魅力にとりつかれ
男木島に惚れました。
昔の日本はこうだったなあ、と。
アートが、小さい頃へ連れて行ってくれました。

